2月18日(日)に始まったJRPA報道写真展大阪会場も無事終了。
搬入、搬出、そしてギャラリートーク。仕事を抱えながら毎週末の大阪往復は辛かった。
写真パネルは梱包して大阪から各会員に発送。今週末のSF開幕戦鈴鹿に来る会員にはサーキットで手渡しします。
品川で降りて新宿から小田急線に乗り換え。これなら戻ってからひと仕事片付けられそうだな、と思っていると途中の豪徳寺駅でなぜか停車。車内アナウンスが流れるもののイヤフォンをつけていたせいかよく聞こえない。まあ、すぐに動き出すだろうとタカを括っていたが、しばらくしても動き出す気配がない。イヤフォンを外して車内アナウンスをちゃんと聞くと隣の経堂駅で「人身事故」があり電車を止めていると言うではないか。しかも私が乗っているのは急行電車で豪徳寺駅構内ではあるものの電車からは降りる事が出来ない。車内アナウンスではおおよその運転再開時間を言っていたが、それより遅くなる可能性もある。まあ、仕方ない。何時間もかかる訳では無さそうだったし、駅に降りられないのだから待つしかない。
そう思っていると再度車内アナウンスがあり希望者は車両の最前方の運転席と最後方の車掌室から線路に降りて豪徳寺駅から降りる事が出来ます。と言うではないか。
私は運転席のある最前方の1号車に乗っていたのだが豪徳寺駅降車希望の人がゾロゾロとやって来るのを目にしてびっくりした。運転再開まで3~40分と言うのが待ちきれない人がこんなに居るんだ。
…でもまあ列車に閉じ込められたまま何時間も待たされて大変な思いをした、なんていう他社線の報道を目にした事があったし、降りられるんならトットと降りたい、と思う気持ちもわかる。
私はトローリーケースを抱えた状態で線路側の石ころだらけの道床を歩くのは億劫なので運転再開まで待つつもりだったのだが、線路に降りる経験も滅多に無いし、ここは列に並んで降車する事にした。
私の乗っていた「急行」は本来この豪徳寺駅は通過する。通過線に停車しているので当然ながらホームは無い。なので車内から道床に降りるには結構な高さがある。ハシゴとか使うのかなと思っていたが、幸いこの豪徳寺駅の通過線には電車のドアから少し低いところにコンクリート製の床みたいな塊が設置されており停留所みたいに使う事が出来るのでそんなに苦労せずに降りる事が出来た。あとは道床を歩いてホームの端にある階段を上がれば駅にたどり着ける。たまたま乗車していた小田急の関係者が駆けつけてきて、ベビーカーの母親やお年寄りなどを介助しているのが頼もしく見た。
石コロだらけの線路っぱたを歩きながら、こんなところを歩くのはSLを追いかけていた高校生以来だなと懐かしかった。
今回、運転再開の目処となる時間をアナウンスしていてくれていたし、それほど時間もかからず動きそうな中、たまたま駅構内で停車していたと言うのと、豪徳寺駅は東急世田谷線に乗り換える事が出来ると言う事で希望する乗客を下ろそうという判断をしたのだろう。いずれにしても小田急電鉄輸送司令部?のナイス判断だと思う。
豪徳寺駅で降りて東急世田谷線に乗るここも中学高校と6年間通学路として利用した懐かしい駅。通学時間帯以外でこんなに混雑するのは「ボロ市」の時ぐらいだろう。通学路とは反対方向の下高井戸に向かう。そこから京王線に乗り換えて千歳烏山で降りて後はバス。
ようやく家に辿り着いてネットで運行情報を確かめると既に運転は再開されていた。アナウンス通りの時間で運転再開されたようだったので待っていても家に帰り着ける時間はあまり変わらなかったかもしれないけど、アナウンス通りに運転が再開されるとは限らないし、久しぶりに線路っパタを歩けたのでよしとした。