すでにひと月も経っていますがルマンの事などを。


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今回も羽田発のJALでの渡仏。羽田は雨まじり。搭乗ゲートの案内には日本語の他に中国語や韓国語が併記されます。日本発の便なのにいつ頃からこうなったんだろう?

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ヨーロッパに行くには昨年同様ロシア上空を飛べないのでアラスカをかすめて

グリーンランドとイギリス上空を通過する北回りルートでフランスに入ります。

到着したパリは快晴。今年も暑そう。

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今回も昨年同様ルマンまではTGVを使います。

私が予約した18:49発のレンヌ行きTGV9838はほぼ定刻に入線。

車内は満席。日本の新幹線よりはシートがゆったりしていると感じるのはファーストクラスだからかな?

今回はファーストクラスのひとり席を確保。ルマンまで1時間40分。

列車はパリのモンマルトル駅を経由せずパリを迂回するように東側のユーロディズニーのあたりを通るルートを通っているようだった。

車内の売店で買ったカレー風味のチキンのサンドイッチ。カレー風味と言っても微かに香りを感じる程度のもの。あまりお腹は空いていなかったが食べておく。

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ルマン駅まで迎えに来てもらってスーパーでワインを買い込む。赤はどちらもイマイチ。

ロゼはまあまあ。

翌日買ったロゼは好み。白はいつものゲベルト。フランスは日本と比べてワインが安くて嬉しい。毎年飲みすぎてしまいす。

今年も暑かった。夕陽も朝陽もイマイチ。雨も降りましたが降り込まれるほどではなかったので助かりました。

メディアセンターで配られていた紙パックのミネラルウオーター。冷えていないせいかイマイチ。

今回借りた車はヨーロッパフォードのPUMAのマニュアル。なぜかあちこち凹んでいる個体。帰りのパリ環状線で渋滞に捕まっている時にバッテリーのインジケーターが点灯。パワステが突然重くなったりしてかなり焦る。普通こんな整備不良の車貸し出さないはずなのだが、よっぽど車が不足していたんだろう。何とか空港まで辿り着けたからよかったけどね。

帰国便は偏西風の事もあるのか南回りになる。イスタンブール、紅海、タクラマカン砂漠の北側を通り中国、朝鮮半島を通過するルート。

…そして2週間後にまた渡仏します。続く。










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先週は青森でした。青森港に保存されている「青函連絡船八甲田丸」を見てきました。高校生の頃、北海道に行く時何度か乗った事のある思い出の船です。夏にも冬にも乗りました。

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青森駅ホームからの連絡橋は当時と同じなのかな?記憶が定かではありません。船内に繋がる線路は撤去されていましたが、可動橋は残されていました。              

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近づくと黄色い船体の煙突には旧国鉄の「JNR」のロゴがそのまま残っていて懐かしかった。北海道に渡るワクワク感を思い出しました。入場料?を払って船内に入る。船内の順路を進むと操舵室や機関室そして列車の格納庫も見る事が出来た。煙突のてっぺんまでも行ける。


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…しかし一番見たかった船室の座敷は見学ルートには入っておらず、立ち入り禁止になっていた。見られたのはシート席のみ。私的には青函連絡船の雑魚寝場所で思い出に浸りたかったのだが。

見られたのはシート席のみ。こんなところに座った事は無い。

 連絡船に乗った事がある人なら入った事のない操舵室や列車が格納されているところを見たいだろうか?それはそれで興味深いが、博物館的な扱いで連絡船の内部を見せてもらうだけ、ってのもどうかと思う。私のように乗船経験がある人なら当時を振り返る事が出来る場所も解放して欲しかった。










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 AirPods Proは先代のAirPodsから乗り替えて3年程愛用している。電車など公共交通機関を利用する場合だけでなく散歩の時にも装着している、私的に外出には欠かせないアイテムになっている。それが今年の初め頃からノイズキャンセリング機能が働いていないような気がしていた。また、左側のイヤフォンを認識してくれない事もあったりしたが何度かケースに出し入れしていると復帰してくれた。音は普通に聴こえるのでそのまま使っていたのだが、先日来ブツブツと雑音が混じるようになった。高音もビビったりする。先日、iPhoneのOSが16.4に上がったタイミングだったのでOSを上げると治ってくれたりしないかな?と期待していたのだが直らず。

 ググってみるとよくある現象?らしく対処法も色々書いてあったので試してみる。まずiPhone側の通信設定を作り直す。

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「このデバイスの登録を解除」を選び、再び登録する。しかしやはりブツブツという雑音は消えてくれない。

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 次にAirPods Pro側の方の初期化を試みる。AirPods Proのケースの裏側にあるボタンを長押しして表側のインジケーターランプが白、橙、緑と点滅が切り替わるまで待つ。…それでも状況は変わらず雑音も消えない。

 さてどうしたものかと考えた。もう3年も使ってきたしそろそろ寿命って事かな?と諦めかけたが、修理とかするといくらぐらいなのかなと思ってググってみたらばアップルが「AirPods Proの音の問題に対する修理プログラム」というのをやっているのが見つかった。

 私のAirPods Proは購入から3年経過していて製品保証は切れている。それでもとりあえずは聞くだけ聞いてみよう、とApple Storeを予約してみると、その日の2時間後に渋谷で予約が取れたので行ってみる。

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 とりあえずはテストさせてほしいという事でAirPods Proを渡して待つ事10分くらい?戻ってきて言うところ「テストの結果、雑音が出ている。製品を無償で交換します」って本当? 購入から3年も経っている保証も切れた製品なのに? ただし「イヤフォン側だけでケースは対象外」になるがご了承下さいと言う。

 こっちは修理も考えていて、時間を含めてどのくらいかかるか聞いて修理するか諦めて新しいAirPods Proを買うか考えようと思っていた。それが「交換」してくれる、しかもその場で無償。…こちらとしては何も言う事は無い。にやけてしまう顔を堪えてしかめ面を装いながら交換してくれたAirPods ProをケースにしまいApple Storeの兄貴の気の変わらないうちにそそくさと店を後にする。

…イヤフォン側は新品になったけどケース側の寿命ってのもあるから安心はできませんがしばらくは使えそうです。





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デルタのインナーミラーが数年前からこんな事になってしまっている。

鏡の周辺から滲み?みたいなものが中心に向かってジワジワと侵食してきている。鏡の専門用語で「シケ」と呼ばれる現象だそうです。旧車にありがちな事で皆さん苦労しているのは知っていた。それでもずっと他人事だと思っていたらば自分のデルタもそろそろ何とかしなければならない状態になってきた。以前デルタを扱うお店がこうした事に対応してインナーミラー用に加工した鏡を作っていた。私もサンプルをいただいたのだが、その頃はまだ私のデルタには「シケ」もなく、何となく他人事のように思っていた。自分のデルタもどうにかしなければならなくなって、そう言えばとサンプルでもらったデルタ用のミラーを探したのだが見つからない。どこかに大切にしまい込んでしまったのと引っ越し騒ぎも重なりどうしても見つけられない。…しまったなあ。仕方ないので車のミラーを加工してくれる所はないかと調べてみたところ見つけたのがこちらの業者さん。

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連絡してみるとミラーの型紙を取るためのキットと説明書が送られてきた。

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このシートは裏に粘着が付いていてミラーに貼り付ける事が出来る。

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ミラーに貼り付けて隅を極細の油性ペンでなぞる。

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ミラーからシートを剥がして厚紙に貼り付け、なぞった線に従って切り取る。

出来た型紙をミラーに合わせて確認。型紙を業者さんに送る。

1週間ほどで業者さんからミラーが届きました。

型紙に合わせた?ミラーと両面テープ、説明書などが入っている。

同梱されていた吸盤を使って取付確認。左右が少し大きいようで嵌まらない。押し込めば入らなくはないけど割れそうで危ない。左右をヤスリで削って調整。

裏に同梱されていた両面テープを貼り付ける。

完成。送料込みで8,030円は微妙な値段だけど仕方ない。

…型紙が不完全だったのか、四隅の曲線が合わない。厚紙ではなくプラ板とかアルミ板なんかを使って型をとった方が正確なものが出来たんだろうなと今になって思いました。

 ただの鏡なので防眩仕様にはなっていないのは仕方ないです。それでも視界が広がったようで気持ち良いです。








先日、千鳥ヶ淵の桜のライトアップが始まったと言うので夜桜見物してきました。こちらの夜桜は初めてです。

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桜が満開なのと週末という事もあってかすごい人出。皆さんスマホ片手に撮影してました。お堀に映る桜も綺麗でした。上の写真はホワイトバランスを電球色に設定しています。

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…しかし気になったのはライトアップに使用されている「照明」。緑道公園側はどうやら白熱電球のようで、肉眼でもオレンジっぽく見える。だが堀の向こう側はこちらに比べて妙に青っぽく見える。おそらく5000Kに近いもの(昼光色?)が使用されているようだ。こちらの写真はカメラまかせのホワイトバランス。堀の向こうはまだしも左の桜はオレンジ色になってしまっている。

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だから手前の桜だけをオートホワイトバランスで撮っても桜がオレンジっぽくなってしまう。手前の桜を入れて堀の向こうの桜も入れるようなアングルでカメラまかせのオートホワイトバランスで撮ると手前の桜はオレンジっぽくなり、堀の向こうの桜も何だかイマイチ青っぽく、どっちつかずになってしまう。この写真は手前の桜に使われているであろう照明に合わせてホワイトバランスを電球色にしています。堀の向こうの桜は青っぽくなってしまってる。

どうして照明の色を分けているんだろう?

 …まあ、何となく想像がつくんですけど「照明デザイナー」みたいな人が関わってこういう風に手前と向こう側で照明の色温度を分けて設定したんじゃないかな?

…以前、とある展示会場で車を展示しているところを運営側として撮影する仕事があったのだが「照明デザイナー」と呼ばれる人達が関わっていて、あちこちの照明の色温度をわざと変えているのを見て??って思った。色温度を変えてメリハリをつけるのだそうだ。ここは蛍光灯、ここは白熱電球といった具合に。おまけにスポット的に光束を絞って狭い範囲に強い光を当てたがる。写真屋にとってはまさに悪夢だ。何しろ車に当てられる光は赤く、背景は緑とかになってしまったりする。その事をいくら説明しても全く理解してくれない。彼らは肉眼での見え方だけで評価しているからだ。写真を撮って「こんな風になってしまいます」とモニターで見せても不思議そうな顔をして「そんな事はそちら(カメラマン)の問題」でしょって感じ。私には目で見たっておかしいと感じるのだが、彼らにはそうは見えないようだ。人間の目はかなりのところまで補正してくれるから少しの違いくらいに見えるけど、写真はそうは行かない。その場の光源に合わせるしかないから色温度に敏感になる。仕上がりに影響するからだ。ホワイトバランスを設定する事は写真屋にとって基本中の基本。しかし彼らにはいくら言っても話はすれ違い。挙句の果てには「カメラマン風情が」ってな調子になって険悪な雰囲気にまでなり、マアマアと取りなす人が出てきたので引き下がらざるをえなかった。その代わり写真の仕上がりに文句は言わないで下さいね、という確約はもらいましたけどね。それ以来「照明デザイナー」嫌いになりました。写真屋にとっては「敵」以外の何者でもないですから。

帰り際、戦没者墓園側あたりの桜にあてている光は時間によって色が変わるように設定されていました。それを見てもうゲンナリ。

 桜の花、特に「染井吉野」なんて薄いピンクで微妙な色だと思います。天気の良い青空の下で撮ると空の青が被ってきてあの微妙な色が再現出来なかったりします。あの微妙な色合いを出す為に写真屋がどれだけ苦労させられるか。そういう微妙な色合いの花を正しい色で見せようとせずに乱暴なライティングをする奴等とは永遠に分かり合えないのだろうと改めて思いました。

…来年は明るい時間に来ようと思います。オレンジ色や青に照らされた夜桜なんて見たくもない。





# by hidenobu_02 | 2023-03-29 01:59 | 写真 | Comments(0)