ルマン24時間レース取材の場合、目安として16時のスタートから日の暮れる21時過ぎまで、次が夜間、そして朝を迎えて昼過ぎまで(ここが疲れもピークに達する頃で、暑い時等は本当につらい)。そしてゴールまでの数時間、という風な区切りでペース配分を考えるようにしている。ホテルに帰る事はあまりない。しかし今回は陽が暮れて暗くなった頃にちゃっちゃと写真を押さえてホテルに戻る事にした。何しろ、いつもと違ってホテルのある街までは遠いしねえ。
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 天気は良さそうだったので、朝日を狙ってみようかとも思ったが、同行スタッフの疲れきった顔を見てあきらめる事にした。今からホテルのあるTOURSまで行くと往復で3時間。戻って朝日に間に合う時間にサーキットに来る為にはホテルに2時間弱しか居られなくなると言う事になる。私ひとりならずっとサーキットに居て車の中で休む事も出来るが、同行スタッフまでそれにつきあわせるのも…、という勝手な言い訳で。まあ朝日は次回のお楽しみと言う事で…。
 ルマンといえばいわゆる「ルマン式スタート」を思い浮かべる人も居るかと思う。コースの反対側に止めた車に走って行って乗り込み、エンジンをかけてスタートするというアレである。最近では本家ルマン24時間もローリングスタートで行われるくらいで、あまり「はやらない」スタート方式になってしまった。それでもやはりルマンを語る上では欠かせない。今回のようなルマンクラッシックでも「セレモニー」として戦前クラスの車達のみで「正式ルマン」スタートが行われたが、子供達によるミニチュアカーでのルマン式スタートセレモニーも行われる。

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 これに使われるミニチュアカーが実に良く出来ていて、感心すると共に見入ってしまう程だった。
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手前のブガッティっぽい車とか、その後ろの250LM風なんて実に雰囲気が出ている。
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このガルフGT40はイマイチか…
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 このシャパラル2Fなんてけっこうイケてると思う。どのモデルもデフォルメがうまい。センスのある人がまじめに作っている感じがする。こういう出来の良いものを見ると無性に欲しくなってしまうけど、どう考えても乗れないんだし、持っていても仕方ない。こういうものはやはり子供だけのものだから良いんだろうなぁ。
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 WACOMのこのモデルを使い始めて3年程になるが、その間表面の「オーバーレイシート」を2回交換している。購入当初からついてきたものから数えて3枚目と言う事になる。私の使い方が悪いせいか、表面加工された固いコーティング状のところが割れてコーティングが剥がれてしまい、その部分がひかっかかるようになってしまう。
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 作業の合間にペンを垂直に立ててリズムをとるようにコンコンたたくような事をしたり、スクリーンセーバー画面から復帰させる為に、やはり垂直にペンを立ててペンを落とすような事をしたりするもんだから「オーバーレイシート」が傷ついてしまう。ペン先は2本目。ペンのグリップゴムも一度交換している。私はどうも筆圧が高く、ペンも握りしめてしまうようだ。だから肩が凝るんだろう。マウスを使っていた頃、やはりマウスを強く握りしめていたせいで、肩と腕と肘が凝り固まって痛みに苦しみペンタブレットに移行したのだが、悪い癖が直っていないから、こんな事になってしまう。気をつけなければ。
 以前もそうだったがオーバーレイシートを交換したら、何だか表面の摩擦が増えて、ザラついたように感じる。同じ「標準タイプ」のものにしたはずだが、違和感がある。なぜだろう?ワコムが仕様を変えたのか? …たぶん今まで使っていたものは時間が経つにつれ手の油とかの汚れが表面に付いて、摩擦抵抗というか感触が徐々に変わってしまっていたのかも知れない。これからはこの新品の感触を保つようにせっせと表面をクリーナーで拭くように気をつけようと思う。
 ルマンの長い歴史の中でも1955年の事故は痛ましいものだった。観客席に飛び込んだ競技車両が数十人の観客を巻き込んでしまったのだ。
何年か前にコース脇のサービスロードにその事故を悼むモニュメントが作られた。
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 しかしここはサービスロードで、オフィシャルやプレスしか見る事の出来ない場所である。一般観客の目に触れる事の無い場所にこのようなモニュメントを作るのもどうかと思うのだが。…ひょっとしてこの壁の裏側の観客席側にもこのようなモニュメントがあるのかも知れない。残念ながら観客席側に行った事が無いので何とも言えないが、今度行った時に確かめてこようと思う。
 ルマンクラッシック期間中サーキット場内には第二次大戦を彷彿とさせる古い兵員輸送車両が巡回している。広大なサーキット内の移動の為のシャトルバス代わりに使われているのだ。主にドライバーなど参加者の為にジープ系の車両が、またVIPの為にはロンドンタクシー(勿論古いタイプ)も走っていた。
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 チームのサービスバンもこういう車
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 このあたりの雰囲気作りは「グッドウッド」などに近い。あちらは劇団員をやとって第二次大戦中のコスプレをさせて場内を徘徊させたりしていた。勿論こちらもコスプレにぬかりは無い。駐車所の奥にはそれらの車両基地があり、さながら野戦陣地のようだった。こちらも楽しんでいる。
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こういう場所で乗ると遊園地の乗り物のようで中々楽しい
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サーキットのパドック裏からは一般観客用にアルナージュとかの遠いポイントまでのシャトルバスも運行されていた。こちらもクラシカルな車両が使われていて、いい雰囲気を出している。こういうところまで気を利かせているからイベントが盛り上がるし、楽しめるのだと思う。
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  このイベントもいわゆる「ドレスコード」があり、報道関係者にも事前に

          "No jeans - smart casual"

というお達しが来ていたが、残念ながらそれほど守られているとは自分を含めて思わなかった。これが「グッドウッド」になると報道関係者もツイードのジャケットにパナマ帽をかぶって首から古いライカをぶら下げたりして楽しんでいる姿も見られるのだが、残念ながらここではそんな人は見かけなかった。クラシカルなドレスをお召しの女性もチラホラ見掛けたものの少なかった。このあたりがイギリス人とフランス人のイベントの「楽しみ方」の違いなのかも知れない。