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 ルマンクラッシックの方は取材も終わり、今日はC5の撮影の為田舎をウロウロ。しかしこの車、フランス国内での注目度はかなりのもので、いろんな所で声をかけられた。私もシトロエン嫌いじゃないし、馬力がもう少し欲しい以外、かなり好感が持てた。欲しいかも…。
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 朝、TOURSを出てロワール河沿いにC5の撮影をしながら田舎道を走り、SAUMUR(ソミュール)で昼食。乗馬の学校が有名な街で、私もかつて来た事がありなつかしかった。しかし、たまたま今日はフランスの建国記念日で、街の中心部は交通規制があり車で入れないようだったので、河沿いの店に入る。
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       3人の男が食べたもの
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     ハラミ肉のステーキだったと思う…。
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     忘れました…。
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     一面レンズ豆の下に骨付き肉が隠れていました。


       観光っぽい写真をひとつ

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ロワール河にかかる美しい橋。名前は…調べたけどわからなかった。

 週末だけの短い、けれど濃い取材でした。2年後もまたルマンクラッシックに来たいなあ。

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 ミュルサンヌコーナーお立ち台。普段はランドアバウト形式の交差点。
 ルマンクラッシックを報じるこちらの地方新聞。さすがに地元のイベントだけあって1面に大きな写真入りである。
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     めくってもルマンクラッシック関係の記事
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 取材を続けているうちに食事の時間を逃し、食いっぱぐれのメにあうのは良くある事だが、今回もその例に漏れず、ルマン市内の食事が出来そうな店は全て閉まっている時間になってしまった。開いている店を探して迷い込んだ?のが「ケバブ」屋。チュニジアなどかつてのフランス植民地系の人達がやっている。私も長い事ルマンに通ったけれど、このテの店に入るのは始めてだ。パリ在住7年のN君によれば、ここ何年かでずいぶんと増えてきたのだとか。パリならともかく、ルマンみたいな地方都市にまで浸透しつつあるんだね。
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 いかにも辛そうなソースをかけていただくのだが、なかなかカラウマイ。
同行者と3人でうまいうまいと盛り上がっていると、雰囲気が伝わったのか、店のアニイがあれこれとソースを何種類も持ってきてくれる。
   「うちは全て自家製で、既製品を使っている他の店とは違うのだ」
という。確かにどれもおいしかった。同行者のひとりは翌日「また行きたい」とまで言い出したが、さすがに毎日はねえ。
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 撮影前にルマンのはずれにある洗車場にてシトロエンC5の洗車中。フランスにも洗車場ってあるんですよって、そんなのあたりまえか。
 列車が大雨で遅れているらしい。たいした事は無いだろうとタカを括って切符を買いホームまで上がったが、すでに運転は見合わされており、ホームに列車が止まったままで発車する気配が無い。10分前に発車しているはずの列車だ。この時点で20時30分。車内で食べるつもりだった弁当をホームのベンチに座って食べ、居眠りしながら2時間待ったものの、その間、待機していた列車が1本発車しただけで、その後やってきた列車は運転見合わせでホームに待機状態。さすがにこの時間から予定の列車まで待って乗車したところで、途中駅のどこか、静岡か熱海かで運転打ち切りになり始発まで列車の中で待たされる事になりそうな予感がするので、あきらめて名古屋に宿泊する事にした。
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9時少し前の写真。この時点ではまだ私も帰るつもりでいた。

 新幹線の清算窓口は長蛇の列。なぜ皆、翌日の列車に変更しないで清算しようとするのだろう?改札を出て、みどりの窓口に行き、翌朝9時台の列車に変更してホテルに向かう。いつもの「コンフォートホテル・チヨダ」に空室があった。しかしタクシーの運転手が今イチ不案内で、ホテルの場所に迷い、ウロウロ走ってようやく着いた頃にはメーターが¥1,860にもなっていた。電話口でホテルの人も名古屋駅からなら「ワンメーターで行けると思います」と言っていたのに。まあワンメーターは無理にしても¥1,860はないだろう。運転手さんは「すいません¥960で良いです」と言ってくれたものの、まともに走ればどう考えても名古屋駅からワンメーター+αで着けるはずの距離だ。わからないフリをして遠回りしてメーターを上げておき、親切ぶって、メーターの半分の値段にされたような気がしないでもない。通常ワンメーターだとしたら、倍近い値段だ。近い距離の場合タクシーとはそういう事をするものなのか? それとも名古屋人特有のやり方なのか?…はたまた考え過ぎか? どちらにしろあまり良い気分ではない。
 どうにかホテルに到着して、部屋でフジTVの「F−1バルセロナグランプリ」を見た。結果はネットで知っているものの、一応テレビ放映を見る。スタートを見てしばらくすると飽きて来てしまい、ネットサーフィンしながら横目でちらちらTV画面を見る程度になった。おかげで、マッサの審議対象が何の事なのかわからずじまい。疲れもあって墜落するように眠ってしまった。
 次の朝、ホテル自慢の「無料朝食コーナー」に行く。レースの取材時にこのホテルを利用する時は、早朝に出てしまうので「無料朝食コーナー」を利用するのは初めてだった。まあ「無料」と言う事であまり期待はしていなかったが、予想通りだった。傘を差す程でもない小雨の中、ホテルを出てバスで名古屋駅に向かう。
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 9時に駅について新幹線の改札に向かうと、何やら改札付近がざわついている。昨日の大雨で大幅に遅れたダイヤの影響がまだ続いているらしい。大阪方面は1時間半程度の遅れだが、幸い、東京方面はダイヤの乱れは無いという。ホームに上がると、昨日と同じような騒然とした状態。
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 おかしいな、ここは東京方面行きの上り線ホームのはず。私がホームに上がる少し前から上り方面にも遅れが出始めたという。 昨日ダイヤを乱した小田原ー熱海間の雨雲がまだ居座っていて、今日になっても大雨が断続的に続いているという。昨夜変更した私の乗車予定の「のぞみ」は10分ほど遅れてホームに滑り込んで来た。ようやく帰れると勇んで乗車したものの、少し走ったと思ったら本線上で停止してしまった。小田原熱ー海間の降雨量が規定を超えた為、運転を見合わせているという。車掌に聞くと現在位置は「三河安城と豊橋の間」であるという。
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車内ではインターネットは出来ないので、携帯で現在の雨雲をチェックしてみたりする。

 約40分程停止していたが、雨が小康状態になったとの事で運転を再開。豊橋駅で停車していた先行する「こだま」を先に行かせてからこちらも発車。その後は順調に走行。進むにつれ空が暗くなってきて、窓にあたる雨粒の音も大きくなってくる。

 本来ならいつも通路側の席を確保するのだが、昨夜変更した時に窓側にされてしまった。空いていて隣に誰も来なければ窓側に荷物を置いて、通路側に移動する事も可能だが、昨日からのダイヤの遅れが響いているのかこんな時間の列車でも満席状態で、席の余裕は無い。空いているのを期待してビジネス客の居そうに無い時間帯を選んだつもりだったが甘かった。これならホテルで寝坊を楽しみ、名古屋でゆっくりランチでも食べて、昼過ぎに帰る列車にすれば良かったと後悔した。しかも隣に座っている40前くらいの男性は落ち着きが無くてうっとおしいったら無い。iPodを聞きながら携帯メールを打ち、なおかつ鞄から何かを取り出そうとまさぐったり、新聞をガサガサと音を立ててくしゃくしゃにしながら開いたり閉じたりと、1分とじっとしていない。旅行の楽しみのひとつは移動の乗り物にもあると思うのだが、こういう人と隣り合わせになると旅行が台無しになる。

 昨夜、車で帰ったK氏から電話が入る。昨夜の東名もひどい雨だったようだが通行止めなどにはならず、夜中の2時過ぎに厚木の自宅に着いたそうだ。

 その後もたまに徐行運転をしたりするような運転状況ではあるものの、わが「のぞみ号」はとりあえず東京に向かって進んでいる。小田原駅を58分ほど遅れて通過のアナウンス。窓から眺める限り、雨はそれほどひどくない。どうやら大雨の峠は過ぎたものの、前の列車がつかえているのが原因のようだ。しばらくすると新横浜到着のアナウンスが入り、荷物を棚から下ろしてデッキに向かうが、駅の直前でまたもや停車。新横浜駅に先行列車が停止しているの為、お待ち下さいのアナウンスが流れる。
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           止まっています。

 そのまま、10分程停まり、最終的に予定より1時間10分遅れで新横浜駅到着。
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 昨夜、名古屋駅前でおろしてもらってから新横浜駅に到着するまで実に15時間以上。海外から帰って来たような気分の、長い長い移動だった。

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名古屋駅前の噴水に投げ込まれていた自転車。酔っぱらいの仕業か?
 8月24日はスーパーGTポッカ1000kmレース取材の為、鈴鹿へ。このところ鈴鹿へはもっぱら新幹線で行っている。名古屋在住の友人H氏が名古屋駅まで迎えに来てくれるからだ。車で往復する事も厭わないのだが、日帰りとなるとさすがにつらい。経費節減の折、宿泊もままならない昨今だけにおのずと日帰り取材が増え、新幹線での往復が増える事になる。新幹線利用の時、私の場合品川もしくは新横浜からの利用になる。荷物の多い私の場合、乗り換え時の階段が大きなネックになる。品川駅利用の場合は、全ての乗り換え駅にエスカレーターもしくはエレベーターがあり、キャリーバックをかかえて階段をえっちらおっちら上り下りする事無く新幹線ホームまでたどり着けるが、新横浜の利用を考えた場合は、JR横浜線町田駅と新横浜駅新幹線乗り換え口にはエスカレーターやエレベーターの設備は無く、以前は大変な思いをさせられた。そんな事でいつも品川駅から乗車していたのだが、今回の鈴鹿往復には新横浜からの乗車を選んだ。何となく品川駅に行きたくなかったからで、深い理由は無い。
 夏休み期間中という事なのか、いつもの「のぞみ1号」の前に季節列車が設定されており、今回はそれに乗車する事にした。「のぞみ1号」よりも空いている気がしたからだ。何しろ、私の家から新横浜までをネットで検索してみるとこの「のぞみ99号」には乗車出来ない事になっている。しかし、よくよく検索画面を眺めて、時刻表と照らし合わせてみると町田駅でのJR横浜線への乗り換えにかなり余裕を持っている事がわかった。小田急線の町田駅到着時間を考えるとJR横浜線の乗り換えまで6分ある。6分あれば乗り換えはは可能なんじゃないだろうか? そういえば新横浜駅を利用していた頃、JR横浜線町田駅のホームに降りるとすぐに電車が来たような記憶がある。…しかし新横浜駅の乗り継ぎには階段があるぞ。まあ、切符も買っちまったし、階段はえっちらおっちらキャリーバックを抱えれば良い。それにJR横浜線町田駅ではいつもネットで検索した列車よりも早いのに乗れていたんだから、今回も大丈夫だろうと自分を納得させた。いつもは事前に切符なぞ購入しないのに、何となく指定席なんかとってしまったもんだから、間に合わなかったらどうしようとドキドキさせられたが、町田駅でのJR横浜線の乗り継ぎも問題なく、無事に「のぞみ99号」に乗車出来た。しかもJR横浜線の町田駅と新横浜駅の新幹線への乗り継ぎ時に懸案だった階段だが、エスカレーターとエレベーターが設置されており、スムーズに乗り継ぐ事が出来たのは嬉しい発見だった。
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JR横浜線新横浜駅篠原口にあるエレベーター。階段の左奥にある。
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JR横浜線篠原口から新幹線北口改札にアクセス出来るエレベーター。今までも新幹線からJR横浜線にアプローチする場合はエスカレーターがあったが、その逆の場合は階段を使うしか無かった。
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 新横浜駅から乗車した「のぞみ99号」は予想通りけっこう空席があった。同じ車両の後方に空きがあり、そこはACコンセントが設置されている席だったのでそこに移動する。電池を気にせず作業が出来るのでありがたい。
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名古屋駅に到着して南口から近鉄に乗り換える。新幹線からは南口を使うとアクセスが良い。ただしこの道のりにはひとつ逃れ様のない階段があるが…。
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近鉄特急には飛行機を思わせる車外カメラが設置されている。中々面白い。

 白子で降りてタクシーを待っていると、知り合いのO氏とバッタリ会った。四日市に宿泊していて、私と同じでフリー走行はあきらめての出勤だそうだ。サーキットに到着して、パドックに向かうトンネルにさしかかるが、マシンの走行音が聞こえない。時間的にはまだ朝のフリー走行の時間なのだが、どうしたのだろう? プレス受付を終えて、そばに居たこちらも知り合いのOS氏に状況を聞くと、だれかがスピンして止まり、赤旗中断しているという。残り時間は20分程もあるというので急いで準備して逆バンクまで走って行く。どうという事もないつまんない写真にしかならないけど、肩ならしにはなる。
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プレスルームの風景。奥にC社さんとN社さんのサービスデポがある。

 プレスルームに戻ると、早速C社のサービスさんが「今朝からですか?」と机までやって来た。今回は、銀座のSさんのお出ましだ。N社の人とも目が合って、軽く頭を下げて微笑み返してはおいたが、隣り合ってサービスデポの机を並べているC社さんの手前、N社さんにはさすがに行きにくい。幸い、C社さんが私のところまでやって来て、カメラを預かって清掃した上、また私のところまで持って来てくれたので、隣り合う両メーカーのサービスデポでどちらに対しても気まずい雰囲気は避ける事が出来た。データーをマックにコピーして、いつものようにプレスルームでヨタ話。こういうところで思わぬ情報を拾えたりする。まあ、大概はどうという事の無い無駄話なのだが。
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本日のお弁当。中々豪華版。

 スタート進行が始まり、我々もダミーグリッドをなめつつ1コーナーお立ち台に移動する。
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 お立ち台でスタートを押さえた後、そのまま2コーナー3コーナー、S字、逆バンクと各ポイントを押さえつつ歩き、S字下のトンネルでコースのイン側に渡りって2、3コーナーの逆振りを押さえてからプレスルームに戻る。
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2コーナー立ち上がりのあたり。さすが日本を代表する人気レースだけあって、スタンドもお客さんで埋まっている。
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 S字に向かうこのあたりは「けもの道」のような所を歩く事になる。まあカメラマンも考えようによってはハンターみたいなものだしね。夏場は草ボウボウでつらい。サーキット側も草刈りはしてくれるが草の成長の方が早い。ここも改修されてきれいになるんだろうなあ。

 例年の「センキロ」レースに比べて今年は曇っているせいで随分とすごしやすい。データーをマックにコピーして陽の傾く時間までお休み。サービスデポの人たちから見れば、さぼっているように見えるかも知れない。「なぜあの人はここに居るんだろう?」的な視線がこちら向いているのがとってもイタい。だって「真っ昼間の絵」なんてそんなに必要じゃないんだもの。日の傾く時間まで休んでたってイイじゃんか。雲間から陽が顔を出してくれて、夕陽の写真が撮れそうだし、冷たい視線にも耐えきれないので、いつもより早く夕日の撮影に出る。シケインを通って、130Rまで移動する。今年はコース脇の移動路の草が刈られていて、随分楽に通れて嬉しかった。130Rで夕日をバックに写真を撮るのも久しぶりのような気がする。ここ何年かはゴール前の天候が今イチで、ずっと夕日の写真が撮れなかったせいだろう。
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 戻りながら、シケインの立ち上がりで暗くなるまで撮影。そして感動のゴールを迎えて花火を見てとっととサーキットを後にする。名古屋まではH氏のベンツで送ってもらう。サーキット前の道路も東名阪も順調に流れている。名古屋駅に着いて改札に行くと、なんだか大勢の人で騒然としている。どうしたのだろう?

     …続く。
 ルマン24時間レース取材の場合、目安として16時のスタートから日の暮れる21時過ぎまで、次が夜間、そして朝を迎えて昼過ぎまで(ここが疲れもピークに達する頃で、暑い時等は本当につらい)。そしてゴールまでの数時間、という風な区切りでペース配分を考えるようにしている。ホテルに帰る事はあまりない。しかし今回は陽が暮れて暗くなった頃にちゃっちゃと写真を押さえてホテルに戻る事にした。何しろ、いつもと違ってホテルのある街までは遠いしねえ。
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 天気は良さそうだったので、朝日を狙ってみようかとも思ったが、同行スタッフの疲れきった顔を見てあきらめる事にした。今からホテルのあるTOURSまで行くと往復で3時間。戻って朝日に間に合う時間にサーキットに来る為にはホテルに2時間弱しか居られなくなると言う事になる。私ひとりならずっとサーキットに居て車の中で休む事も出来るが、同行スタッフまでそれにつきあわせるのも…、という勝手な言い訳で。まあ朝日は次回のお楽しみと言う事で…。
 ルマンといえばいわゆる「ルマン式スタート」を思い浮かべる人も居るかと思う。コースの反対側に止めた車に走って行って乗り込み、エンジンをかけてスタートするというアレである。最近では本家ルマン24時間もローリングスタートで行われるくらいで、あまり「はやらない」スタート方式になってしまった。それでもやはりルマンを語る上では欠かせない。今回のようなルマンクラッシックでも「セレモニー」として戦前クラスの車達のみで「正式ルマン」スタートが行われたが、子供達によるミニチュアカーでのルマン式スタートセレモニーも行われる。

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 これに使われるミニチュアカーが実に良く出来ていて、感心すると共に見入ってしまう程だった。
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手前のブガッティっぽい車とか、その後ろの250LM風なんて実に雰囲気が出ている。
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このガルフGT40はイマイチか…
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 このシャパラル2Fなんてけっこうイケてると思う。どのモデルもデフォルメがうまい。センスのある人がまじめに作っている感じがする。こういう出来の良いものを見ると無性に欲しくなってしまうけど、どう考えても乗れないんだし、持っていても仕方ない。こういうものはやはり子供だけのものだから良いんだろうなぁ。
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 WACOMのこのモデルを使い始めて3年程になるが、その間表面の「オーバーレイシート」を2回交換している。購入当初からついてきたものから数えて3枚目と言う事になる。私の使い方が悪いせいか、表面加工された固いコーティング状のところが割れてコーティングが剥がれてしまい、その部分がひかっかかるようになってしまう。
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 作業の合間にペンを垂直に立ててリズムをとるようにコンコンたたくような事をしたり、スクリーンセーバー画面から復帰させる為に、やはり垂直にペンを立ててペンを落とすような事をしたりするもんだから「オーバーレイシート」が傷ついてしまう。ペン先は2本目。ペンのグリップゴムも一度交換している。私はどうも筆圧が高く、ペンも握りしめてしまうようだ。だから肩が凝るんだろう。マウスを使っていた頃、やはりマウスを強く握りしめていたせいで、肩と腕と肘が凝り固まって痛みに苦しみペンタブレットに移行したのだが、悪い癖が直っていないから、こんな事になってしまう。気をつけなければ。
 以前もそうだったがオーバーレイシートを交換したら、何だか表面の摩擦が増えて、ザラついたように感じる。同じ「標準タイプ」のものにしたはずだが、違和感がある。なぜだろう?ワコムが仕様を変えたのか? …たぶん今まで使っていたものは時間が経つにつれ手の油とかの汚れが表面に付いて、摩擦抵抗というか感触が徐々に変わってしまっていたのかも知れない。これからはこの新品の感触を保つようにせっせと表面をクリーナーで拭くように気をつけようと思う。
 ルマンの長い歴史の中でも1955年の事故は痛ましいものだった。観客席に飛び込んだ競技車両が数十人の観客を巻き込んでしまったのだ。
何年か前にコース脇のサービスロードにその事故を悼むモニュメントが作られた。
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 しかしここはサービスロードで、オフィシャルやプレスしか見る事の出来ない場所である。一般観客の目に触れる事の無い場所にこのようなモニュメントを作るのもどうかと思うのだが。…ひょっとしてこの壁の裏側の観客席側にもこのようなモニュメントがあるのかも知れない。残念ながら観客席側に行った事が無いので何とも言えないが、今度行った時に確かめてこようと思う。
 ルマンクラッシック期間中サーキット場内には第二次大戦を彷彿とさせる古い兵員輸送車両が巡回している。広大なサーキット内の移動の為のシャトルバス代わりに使われているのだ。主にドライバーなど参加者の為にジープ系の車両が、またVIPの為にはロンドンタクシー(勿論古いタイプ)も走っていた。
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 チームのサービスバンもこういう車
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 このあたりの雰囲気作りは「グッドウッド」などに近い。あちらは劇団員をやとって第二次大戦中のコスプレをさせて場内を徘徊させたりしていた。勿論こちらもコスプレにぬかりは無い。駐車所の奥にはそれらの車両基地があり、さながら野戦陣地のようだった。こちらも楽しんでいる。
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こういう場所で乗ると遊園地の乗り物のようで中々楽しい
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サーキットのパドック裏からは一般観客用にアルナージュとかの遠いポイントまでのシャトルバスも運行されていた。こちらもクラシカルな車両が使われていて、いい雰囲気を出している。こういうところまで気を利かせているからイベントが盛り上がるし、楽しめるのだと思う。
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  このイベントもいわゆる「ドレスコード」があり、報道関係者にも事前に

          "No jeans - smart casual"

というお達しが来ていたが、残念ながらそれほど守られているとは自分を含めて思わなかった。これが「グッドウッド」になると報道関係者もツイードのジャケットにパナマ帽をかぶって首から古いライカをぶら下げたりして楽しんでいる姿も見られるのだが、残念ながらここではそんな人は見かけなかった。クラシカルなドレスをお召しの女性もチラホラ見掛けたものの少なかった。このあたりがイギリス人とフランス人のイベントの「楽しみ方」の違いなのかも知れない。
 このイベントは今年で4回目(だったと思う…)の開催になる。最初にこのイベントの話を聞いた時、一般公道部分を使わずにパーマネントのいわゆるブガッティサーキット内のみで行われると勝手に思ってしまい、行く気を無くしてしまった。ルマンの魅力はなんと言ってもユーノディエールやミュルサンヌ、インディアナポリス等の「一般公道部分」にこそあると思っているからだ。たとえ夜間の走行もあるとは言え、パーマネントサーキットのみでは他のイベントと比べてそれほど魅力があるとも思えない。それにこの「ルマンクラッシック」を主催するピーターオートのイベントは、以前「タルガフローリオ」等を取材した経験から言っても、車のセレクションというか、集められる車というのかが、こう言っては何だが「グッドウッド」等に比べるとちょっと落ちるように思う。なんて事もありどうしても見たいイベントとは思えなくて、なんとなくやり過ごしてしまった。しかし、後で聞いたら「一般公道部分」を含むフルコースで行われたと言うではないか。…しまったと思ったがもう遅い。その後はしばらくこのイベントには縁が無くて、今年やっとお話を頂き、ようやく念願かなったって感じだ。
 このイベントは「ルマン」の一般公道部分を含む、フルコースを使って土曜の夕方4時に始めて、翌日の夕方4時に終了という、いわゆる「ルマン24時間レース」と同じスケジュールで、同じコースを走行出来るという、他では考えられない魅力がある。実際、ポルシェコーナーやミュルサンヌコーナーでレンズを構えている時、ポルシェ917Kがファインダーの中に現れた瞬間なぞ、背筋に悪寒が走るのを感じた。「タルガフローリオ」の時もそうだったが、この「ルマンクラッシック」も車のクオリティやセレクションよりもイベントが行われる場所が全て、と言ってもいいと思う。
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泣けるなぁ…