インクジェット用紙には油性ペン?水性ペン?

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 インクジェット用紙って「油性のペン」とは相性が良くないようです。「油性の銀色ペン」で書いたものは乾いた後、擦ると剥がれてしまいました。「油性の白ペン」で書いたものの方がややマシですが、やはり乾いた後、剥がれてしまいます。「水性ペン」で試してみると白でも銀色でも、乾いてしまえば擦ってもプリントを曲げても大丈夫でした。
 何か「油性のペン」と「水性のペン」の比較じゃあ無いけど、「油性ペン」で書いた方が擦っても消えにくく、耐久性があるんじゃないかと思い込んでいたんですが、インクジェット用紙に用いる場合に関しては「水性ペン」の方が相性は良いようです。「油性ペン」書いたものは溶剤も顔料も紙にしみ込まずに載っかっているだけで、溶剤が揮発してしまうと顔料だけが紙の表面に残り、簡単に剥離してしまうのに対して「水性ペン」のインクはしっかり定着しているように見えます。

 一般的な商業印刷や雑誌印刷に使われるインクの溶剤は粘り気のあるオイルベースのものが使われます。これはインクをローラーから紙にハンコのように移してゆく方式である為、インクにある程度の粘りが必要になるからです。インクジェット印刷の場合はインクを用紙に向かって飛ばす方式(EPSONのピエゾ方式、Canonのサーマル方式など)なので、インクに粘り気があってはインクが飛び難くなってしまうので、溶剤に「水」が用いられるのでしょう。(一部には有機溶剤系のインクを使うインクジェットプリンターもあるようですが、主に産業用で一般的にはあまり縁のない話しなのでここでは触れません)また、一般的なインクジェット用紙には「水性インク」が奇麗に載るように高分子吸収剤が塗布してあります。そう言う事もありインクジェット用紙は「水性インク」には相性が良いのでしょうね。

 考えてみればなんとなくわかる事なのですが、一般的な「油性ペン」と「水性ペン」を使った場合の常識みたいなものに惑わされたようです。
by hidenobu_02 | 2013-10-04 23:25 | 機材 | Comments(0)