自由雲台

 三脚の雲台はマンフロットのクイックリリース方式を主に使っている。足の方はマンフロットだけでなく、ジッツオだったりハスキーだったりするが雲台に関しては4×5用の大型を除き、マンフロットの141RCを載せている。ある撮影で、どうしても3D方式ではパン棒がじゃまになってしまう場合があり、自由雲台を使ってみようかと思い、通常使っているクイックリリースのプレートが使える機種という事でマンフロット486RC2を選んでみた。実のところ自由雲台はあまり好きではない。ひとつの締め付けネジでどの角度にも変えられる「自由度」はあるが、反面締め付けネジを緩めると全てがチャラになってしまい、カメラが傾き最悪の場合指を挟んでしまう危険性もある。水平を出して、向きや上下方向だけをちょっと変えたいなんて時にはけっこう苦労する。まあ、使い方次第だと思うけれど、好みにあわなかった。

 それでも以前から梅本製作所さんが作っている自由雲は気になっていた。カメラマン仲間に使っている人が多く居て、触らせてもらったりして、その動作のスムースさ、固定の確実性など操作感の良さに感銘を受けたのだが、残念な事にクイックリリースのシステムが無く、カメラをいちいち雲台にねじ込まねばならなかった。三脚へのカメラの付け外しを頻繁に行う私の撮影スタイルにはクイックリリースシステムはまさに「必然」とも言える存在になっているので、残念ながら導入には至らなかったが、ずっと気になる存在ではあった。そしてようやく私にとって待望のクイックリリースシステムが梅本製作所さんから発売になり、今回購入する事にした。
f0174521_23464859.jpg

 購入したのは自由雲台SL-50AZDとクイックリリースSG-80。梅本製作所さんのネットショップからの購入である。左は今まで使っていたマンフロット486RC2。
f0174521_23472429.jpg

 さっそくカメラにクイックリリースを取り付けてみる。マンフロットのクイックリリースと比べて大きいと言う事もあるが、吸い付くように固定され、ずれる事も少ないようだ。カメラへの固定のネジがマンフロットとは違い、コイン等を使って締め付けるタイプなので、カメラバック等への収納の際、クイックリリースを外したい場合等には煩わしい。カメラにとりつけたまま外さないと言う事での仕様なのだろうが、個人的にはマンフロットのように手で締め付けられるタイプの方が好きだ。また、マンフロットなどもそうだが、プレートに前後の方向性を持たせていて、前後を逆にしてはクイックリリース側に入らない仕様になっているのはどうしてなのだろう?昔のマンフロットのクイックリリースプレートのように前後どちらでも装着可能には出来ないのだろうか? それと、ちょっとクイックリリースへの装着にコツがいるようだが、まあ慣れれば問題は無いだろう。

 自由雲台は中型のSL-50がベースのクイックリリース取り付け専用タイプだが、動作感等はそのままなので、まさに文句の付けようが無いほどだ。雲台が固定されるまで締め付けネジを締め込んでから、まだ締め付けネジを締め込む「締めしろ」がけっこうあり、調子に乗ってぐいぐい締め込むと「締めしろ」がどんどん無くなってしまいそうな気がするのが、気になる点といえば気になるくらいか。

 梅本製作所さんには、ぜひ3Dタイプの雲台を作って欲しいなあ。勿論クイックリリース方式で。
by hidenobu_02 | 2009-07-16 23:57 | 機材 | Comments(1)
Commented by フラーレン at 2009-09-05 03:18 x
>前後を逆にしてはクイックリリース側に入らない仕様になっているのはどうしてなのだろう?

この種のくさび形クイックシューはビデオカメラ用としては以前からありましたが、ハメ合わせたときの遊びが無いため全体の剛性が高く、着脱を繰り返してもカメラのアングルが狂わないというメリットがあります。